Nepal faceネパール/タイ旅行記 …前 | 続く…
4日目 3月7日(火)

丘の上の大きな寺へ (3月14日(火)執筆)

スワヤンブナート

実は、これは帰国後書いています。この日は移動だけで大変でして、その後も移動が続いたので書く余裕がありませんでした。ちょっと落ちついてしまいましたけど、ご紹介しておきましょう。

今日は、昼前にルンビニに向けて国内線で飛ぶ予定なので、カトマンドゥの中をあまり見ることはできないのですが、まずいってみたいと思っていたスワヤンブナートへ行くことにしました。

カトマンドゥの町の西方の丘というよりは小さな山の上といった方がいいようなところにあるストゥーパ、それがスワヤンブナート(Swayambhunath)です。丘のふもとまでタクシーやリクシャーが来ています。

リクシャーをおりると結構急な石段が続いています。

スワヤンブナートは別名モンキー・テンプルと呼ばれているそうで、丘を登るうちに小さな猿がたくさん出てきました。白いストゥーパをたくさんのマニ車(マニグルマ)が取り囲んでいます。マニ車にはチベット仏教の真言である「オム・マニ・ペメ・フム」となにやら書いてあり、これを右手で時計回りに回転させると、お経を唱えたのと同じことになるのだそうです。デンデン太鼓のように重りのついているマニ車を手でグルグル回している人もたくさんいます。

スワヤンブナートからは、カトマンドゥの盆地がよく見渡せます。猿がキャッキャと飛び回っている中、しばらくボーッと盆地を眺めていました。


Benjamin (=^o^=)


仏教の聖地、ルンビニへ/1 (3月14日(火)執筆)

バスで埋まるバスステーション

スワヤンブナートから戻って、ホテルをチェックアウトしました。ネパール・ルピーでは払えない、ということなので、クレジットカードを使いました。4%チャージが上乗せされています。

ちょっとだけ、時間に余裕があったので、カトマンドゥの中心街を通ってから空港へ行くことにしました。王宮の前の通りを南下して、空港までバスが出ているというセントラル・バス・ステーションへ向かいました。途中、映画館の前では多くの人が切符売り場の前に列を作っていました。タイトルはまったく読めないのですが、ちょっと映画を見てみたいなぁと思いました。

バス・ステーションに着くと、バスで完全に埋まっていて、切符をどこで買って、どのバスに乗っていいのか、皆目見当がつきません。いや、本当にすごいんです。バスがこれだけ車間を詰めて停車しているとものすごいものがあります。それでも次から次へとバスが到着していて、大混乱しています。

致し方ないので、オート・リクシャーで空港へ行くことにしました。運転手と100Rsでどうだ?と交渉して(これは相場よりちょっと高いはず)すぐにOKでした。(ちょっと時間に自信がなくなって来ちゃった)

3階建てのモダンな国際線ターミナルビルとは対照的な、粗末な国内線ターミナルにはほどなく到着して、改築工事中の足場をくぐって建物に入りました。今回ネコン・エアーでバイラワ(BWA)まで飛び、そこから20キロ強離れたルンビニに行くつもりなのです。

ルンビニはいわゆるお釈迦様、ブッダが生まれたところです。


Benjamin (=^o^=)


仏教の聖地、ルンビニへ/2 (3月14日(火)執筆)

ネコン・エアー

ネコン・エアーのカウンターでチェックインすると、手書きの乗客名簿で確認し、シール式の座席表から席を割り当ててボーディング・パスに貼ってくれました。 もちろん窓側のシートをお願いしました。

どこから空港内に入っていいのかわからず、適当に通路を通っていると、係員に呼び止められて荷物を開けろといわれました。一通り荷物を調べてOK。これがセキュリティチェックのようです。X線カメラでのチェックはネパールの国内線にはないようです。

セキュリティチェックを越えると、待合室があります。コーヒーショップのようなカウンターがあったので、お茶を飲んで待っていました。15Rsだったかな。

小さい空港なのですが、バスがやってきて、一旦バスにみんな乗り込み、それからちょっと離れたところに止めてあるプロペラ機に搭乗しました。ちょっと天気が崩れてきて、少しだけ雨が降り始めました。

離陸は順調、乗り心地は快適です。水平飛行に移ったところで、飲み物と軽食のサービスがありました。サンドイッチとフルーツケーキです。味はまずまずでした。
着陸寸前に小さな紙切れが配られ、日付、座席番号、名前を書いてスチュワーデスに出すと、機内で抽選で1人にプレゼントがあたるというものをやってくれました。3つほど後の席の人が当たってなにかをもらっていました。44人のりなので、いい確率です。


Benjamin (=^o^=)


仏教の聖地、ルンビニへ/3 (3月14日(火)執筆)

広大なホッケ・ホテル

45分でバイラワの空港に到着。これまた思っていたよりもちゃんとした空港でした。空港前には何台ものリクシャーが待っていて、おじさんにルンビニまでどうやって行ったらいいかを話すと、100Rsでルンビニまで行くとのこと。人力のリクシャーではとても着かないと私は思ったので、リクシャーじゃなくて、というとバイラワの街からジープで行けばいい、ということでした。バイラワの街まで50Rs、ジープが350Rsということで話をまとめ、さっそくリクシャーで街まで向かいました。

のどかな田園風景の道をリクシャーがガタガタ進みます。

20分ほどでバイラワの街に到着しました。カトマンドゥとは違って、道も広く、人も少なく、ちょっと寂れ感じのする街です。リクシャーのおじさんに50Rsを払うと、その場にいるジープまで連れて行かれて、ジープはすぐにルンビニに向かって出発しました。

ルンビニまでは、まっすぐな1本道です。時折緩やかなカーブがあるくらいです。途中何本もの橋を渡りました。カトマンドゥは山に囲まれた盆地でしたが、バイラワ、ルンビニは水平線まで平らなところです。

ジープは有名な「ルンビニ・ホッケ・ホテル」に30分で到着しました。このホテルは日本の法華クラブが経営しており、海外2号店(1号店はインドにあるらしい)です。ルンビニ近辺は他には安宿が1つか2つしかなく、居心地のいいホテルはココだけなのです。

静かなホテルのレセプションで、部屋が空いているかと尋ねると、係の人はにこやかに微笑みました。


Benjamin (=^o^=)


仏教の聖地、ルンビニへ/4 (3月15日(水)執筆)

ネパール寺

ホッケ・ホテルに無事チェックイン。 今回の旅行中、もっとも高い宿泊先で、1泊税別で79ドルです。

ホテルの部屋はさすがに余裕がありますが、最高級という感じのホテルではありません。バスルームと、トイレが別になっているのが日本式。バスルームも洋式のバスタブに洗い場があり、シャワーも快適です。バス関係はとても快適なホテルでした。

シャワーを浴びて一息ついてから、ホテル備え付けの自転車を借りました。無料サービスということでこれもグッドです。ホテルからルンビニまでは約2キロあります。レセプションで行き方を尋ねて出発しました。

まわりに何もない草原に、ルンビニ聖園はありました。ネパール寺、チベット寺の2つのお寺があります。お寺そのものはそれほど大きいものでなく、とても静かです。2つの寺の間に、ダルムシャーラーという2階建ての無料(寄付のみ)の巡礼宿があります。ただの小屋かと思っていたのですが、意外ときれいな感じかも知れません。

今度ルンビニに来たときには泊まってみようかな。


Benjamin (=^o^=)


仏教の聖地、ルンビニへ/5 (3月15日(水)執筆)

アショーカ王の石柱

ルンビニのネパール寺の裏側に小屋があり、お茶が出るようでしたのでミルクティーを頼んでいると、日本人がたくさんたむろしていたので、混ぜていただきました。ひとつのグループではなく、何組かの旅行者と、マーヤーデヴィー寺院の解体調査の仕事をやっておられるお二人でした。マーヤーデヴィー寺院は、釈迦の生まれたという木を取り囲むようにして立っている(らしい)寺院です。解体調査の現場を特別に案内していただいたAさんは「マヤ堂」と言っていたので、以下マヤ堂と書きます。

マヤ堂は道を挟んで2つの寺とは反対側にあり、池とマヤ堂、そしてアショーカ王の石柱があります。池には残念ながら水がほとんどありませんでした。はじめにアショーカ王の石柱の説明をAさんがしてくれました。インドをほとんど統一したアショーカ王が当地ルンビニを訪れた記念に立てた柱で、1つの石を切り出して作ってあるそうです。高さは3メートルくらいあります。Aさんの話では地中に3メートルくらい埋まっているそうです。非常に大きな石をきれいに削り、磨いてルンビニまで運んできたわけで、アショーカ王の力をかいま見ることができます。現在はこの石は2つに割れているので、鉄の帯で合わせて固定してあります。

マヤ堂の解体現場では多くのネパールの現地の人が雇われています。話によると彼らの賃金は1日50Rs程度なのだそうです。地中深くまで煉瓦が積み重ねてあり、その仕組みなどを教えていただきました。現在調査中のもので、近いうちになにか大きな発見があるかも知れません。


Benjamin (=^o^=)


仏教の聖地、ルンビニへ/6 (3月15日(水)執筆)

池のとなりに大きな木があります。小さなほこらがあり、多くの巡礼者はここに参るそうです。Aさんの話では、別に大きな意味のある木ではないのだとか。でも、大きな木というのはなにか人をいい気持ちにさせるなにかがあるんだよね、とAさんは語っていました。ほこらのある側ではなく、反対の南側にいるととてもいいんだ、とのことでした。実際に行ってみた私もそんな感じがしました。

ホテルへ戻って、夜ご飯。和食か洋食か選ぶことができます。私は洋食にしました。トマトのスープ(これはおいしい)、鳥肉の煮込みと、ライス、サラダ、フルーツ、コーヒーでした。14ドルと高いけど致し方ないか。シェフはYさん(だったかな)という日本人です。マヤ堂の解体調査の方もこちらに泊まられていました。

明日は、バイラワの町まで出て、バスでポカラまで9時間余りの旅の予定です。ホテルの方にバイラワまでのジープを朝に呼んでもらうことにして、早目に寝ました。長時間のバスの旅は体力を消耗しそうですからね。


Benjamin (=^o^=)


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