Bhutan flag Bhutan旅行記'95 …前 | 続く…


1日目 12月9日(土)
【Bhutan】ブータンへの旅のはじまり

旅行に出る前は、いつも夜明けに旅行記を書いていたりします。

おはようございます、Benjaminです。

とりあえず、荷物をチェックし終わりました。いつもいい加減な準備で出かけることになってしまいますが、今回もその例に漏れず、ドタバタしています。

前回の1995年3月のネパール旅行と同じ、UA821便でタイのバンコクへ旅立ちます。まだ時間があるのが逆に不安だったりします。寝過ごさないようにしないと。

今回は、成田空港までTCAT(東京シティ・エア・ターミナル)からリムジンバスを利用してみようと思っています。成田空港のターミナルの下に京成とJRの駅ができて以来、リムジンバスから離れていたので、久しぶりに使ってみようかと思ったのです。TCATでは、UAのチェックインができますから、出国審査まで済ますことができ、成田空港の長い出国審査の列に並ばないで済みます。

今回の荷物の目玉(?)は、ビデオカメラです。ブータン旅行のためだけに用意したわけではないのですが、ビデオを気軽に撮っていこうと思っています。

ブータンは、インドの東北にある、九州ほど広さの小王国です。ヒマラヤの南斜面の谷に60万人ほどのブータン人が住んでいます。仏教を国教としています。

Benjamin (=^o^=)


【Bhutan】ブータン旅行のスケジュール

今回の旅行のスケジュールの概略を説明しておきましょう。

 12月 9日(土) バンコクへ向かう
   13:55NRT→UA821便→18:55BKK
   3月のネパール旅行の帰りに空港で知り合って、Internet経由のメールで
   やりとりをしていたDenくんとの再会などがある予定。

 12月10日(日) カトマンドゥへ向かう
   10:30BKK→TG311便→12:45KTM
   3月にカトマンドゥでお世話になったHotel ManangのLamaさんが迎えに来
   てくれる予定。

 12月11日(月) ブータンへ向かう
   12:15KTM→KB108便→15:05PBH
   標高2300mにあるブータン唯一の国際空港のある街、パロでブータン入国。
   着後、ブータンの首都ティンプー(2400m)へ。ドゥルック・ホテル泊。

 12月12日(火) 古都プナカ、ウォンディポダンへ日帰り観光
   ドチュ・ラ(3090m)の峠を越えて、古都の観光。ドゥルック・ホテル泊。

 12月13日(水) 首都ティンプー観光
   ティンプーの仏塔、ゾン(城)などを観光。ドゥルック・ホテル泊。

 12月14日(木) パロ観光
   パロに戻り、パロ谷観光。オラタン・ホテル泊。

 12月15日(金) タクツァン僧院観光
   パロ(2300m)から徒歩で2900mにあるタクツァン僧院へ。断崖に張り付くよ
   うに建っている由緒正しい寺。ドゥルック・ホテル(パロ)泊。

 12月16日(土) バンコク経由し日本帰国へ
   08:30PBH→KB109便→14:05BKK 23:55BKK→UA822便→翌日07:25NRT
   半日バンコクに滞在。行動は未定。

 12月17日(日) 成田着
   前日23:55BKK→UA822便→07:25NRT
   朝成田着。

今回も、台湾のAcer製のDOS/Vノートパソコン、AcerNote300cと、モデムXJ2144、ジャストシステム製ハンディカプラJS-HC001が同行しますので、バンコクなどからのアクセスができるかも知れません。

Benjamin (=^o^=)


【Bhutan】恥ずかしい寝坊の話

実は、“寝坊しました”。あぁ〜〜〜、恥ずかしい。まるで国内線に乗るがごとくのスケジュールで乗る羽目になってしまったのは、すべて自分の不徳の致すところでございます。いまは、DC-10に乗っていますから、まずはご安心下さい。

懺悔と今後の反省も兼ねて、旅行の詳細を明らかにしておきましょう。ううぅ。

TCATからリムジンバスで、出国手続きも済ませてから楽々乗るというもくろみはもろくも崩れ去ったどころか、場合によっては予約していた便に乗れないという事態も考えられました。国際線の場合、出発の1時間前までにチェックインすることになっています。予約時に13:55だったスケジュールは、事前に13:40に早まっていたため、つまり、遅くとも12:40までにチェックインを済ませないといけないのです。

補足しておくと、TCATでのチェックインは、出発時刻の2時間30分前までとなっています。それ以降の時刻にチェックインが実際にできるのかどうかは知りません。TCATでチェックインをする場合には、成田空港までの交通手段としてバスを利用することから渋滞の可能性があること、機内預けの荷物をTCATで預けるので荷物の輸送時間も必要なことから、ある程度の余裕を見込んだ時間に設定されているのではないかと思います。

で、いま13:40出発のUA821便のDC-10の座席に座っているBenjaminが起きたのは、なんと10:30。出発の約3時間前です。それまで何度も、うとうととしていて、こりゃまずいな、とか思いつつ、まだ大丈夫だろう(なんといい加減な)思っていたら、わ、3時間前ということは、「ぎりぎり」じゃあないか、というわけです。

「ぎりぎり間に合う」ならOKですけど、「ぎりぎりでアウト」だったら(^^;)。カトマンドゥへの出発便に接続できるのはNW便があるけれども、定価(これは極端に高いのです。一度みなさんも「時刻表」に載っている航空運賃を見てみるといいでしょう。いかにツアー旅行や格安航空券が安いことがわかると思います。)で乗らないといけないのか、しかも席に空きがあるという保証は全くないし、悲惨な結果を招いていたかもしれません。

今回は、いろいろな条件があって、たまたまうまく行きましたが、ぎりぎり間に合うもっとも悪い条件の例ということでご紹介しておきましょう。

Benjamin (=^o^=)


【Bhutan】UA機に乗れるまで

成田空港のUA機

UA機の中でAcerNoteに向かって入力しています。

食事が終わり、ちょっとだけ、隣席のFrankさんと話をしていました。彼はニューヨークのLong Islandからプーケットまで向かっているそうです。

いま、Godivaのチョコレートをスチュワーデスが配りに来たので、「デミタス」を選びかじりながら書くことにします。

本当は、朝の8時半頃起きて、ゆっくりと10時頃までにTCATでチェックインを済ますつもりでした。この「ゆっくりと」という気持ちがくせ者だったのかも知れません。やたら眠いので(徹夜していたんだから当たり前ですね)もうちょっとだけ寝ようと思いながら、8時頃一旦起きあがったのに、10時頃までにまた起きればいいかと考えてしまったのがそもそもの失敗。

前に書いたとおり、TCATのチェックインの時限は出発の2時間30分前です。これは、TCATから成田空港まで60分はかかることからいってもそんなに早い時間に設定されているわけではないのです。なお、一般的な国際線の成田空港でのチェックインの時限は1時間前です。

10:20
そろそろ起きなくちゃいけないなぁ、と思いつつ、ふと、「間に合わないかもしれない」と気づき慌てはじめる。
10:30
荷物を集めてはあったもののザックに詰めていなかったことに気がつき、選別するまもなく、すべて詰め込む。
10:40
大慌てで出発!
10:55
最寄り駅から電車に乗り、新宿を目指す。
11:15
新宿駅着。この時点で選択肢は、次のものだけなのは明らかだった。      成田エクスプレス新宿発は、11:40頃。立席特急券もあるので、乗れないという心配はなかったが、成田空港到着が13:00頃になってしまう。これなら次の京成の特急でも同じはずだ。
京成のスカイライナーは、40〜60分ごとに出発なので、あまり期待はできなかった。
頼みの綱は京成の特急だった。11:48発の特急がある、ということは事前に確認していたが、やはり成田空港到着が13:00頃になってしまう。
11:40
日暮里着。案の定もっとも早く成田空港に到着するのは京成特急だった。
待合室のディスプレイで、13:40にONTIMEでUA821便が表示されているのを見て、またビビってしまう。
11:48
特急に乗車。いつもながら必ず座れるのであった。
焦りを押さえて、出国用のカードに記入。
13:00
成田空港駅着。焦りの表情をおさえながらも、駅改札の先にあるセキュリティエリアを通過。パスポートチェックと口頭の応対だけだったのは本当に助かった。いつもは荷物をざっと調べられるところ。
13:03
エレベーターで4階の出発ロビーに到着。
カウンターにたどり着く。冷静を装って、
「ぎりぎりなんですが、チェックインをお願いします」
「はい、お預けになる荷物はございますか?」
「いえ、ありません」
「お時間がないので、お急ぎ35番ゲートへどうぞ」
と応対。助かった〜〜〜…。時間までにこないような客は当然キャンセルと見なし、別のキャンセル待ちのお客さんに割り当てられてしまうはず。

今回はリクエストが確実に入っているチケットだったのでまず大丈夫と信じていたが、普通の格安航空券を利用する場合は、出発3時間前までに団体カウンターで航空券を受け取り、搭乗券を発券するパターンがふつう。今回のまねをすると、乗れないことの方が多いかも。

13:05
2000円の空港利用税(旅客サービス施設使用料)のチケットを自動販売機に1万円札を入れて買う。お釣りの8000円が出てくるまでにやたら時間がかかるような気がして焦るが、もう、搭乗券は手にしているわけで、こうなったら間に合わないはずがないと、気持ちを落ち着かせる。
13:15
出国手続き完了。今日は比較的空いているような気がしたが、その分開いている窓口はすくなく、結局待ち時間はいつも通り。
13:25
手荷物のX線検査を越えて、ゲート35へ。UA821便のDC-10が見えた。
ふぅぅぅ。
13:40
搭乗開始。座れました。

Benjamin (=^o^=)


【Bhutan】タイと言えばタイスキさ!

さて、夕食も済ませてホテルに戻ってきました。

今日のUA便は、「フリーウィリー2」を上映しました。音声日本語吹き替えです。これまで結構順調で安定して飛んでいましたが、ちょっとだけ揺れました。

さて、バンコクのターミナルは従来のターミナルに加え、南側にターミナル2が増築されました。UA便がターミナル2に到着する、というのはDenくんからの電子メールで知ってはいたのですが、結局Denくんには空港で落ち合うことができませんでした。まぁ、「マイペンライ(気にしない)」。また今度お会いしましょう。

空港からホテルまでタクシーで高速道路を突っ走り、渋滞なしで非常に順調でした。高速料金約50バーツ、タクシー料金140バーツでした。

  “1バーツは約4円と考えると目安となるでしょう。” (^^)

タイの繁華街、パッポン

今回はタイスキ(タイシャブとも言いますね)を食べようと思い、繁華街のパッポンへ行ってみたのですが、よくわからなくて、結局サイアム・スクエアにある、有名な「コカ・レストラン」で食べました。バンコクに先に行っていた友人と落ち合い、2人で364バーツ(約1500円)。確かに高いものは頼まなかったんですけど、安いですね。日本だと1人分の食事代にも満たないかも。

味もなかなかGoodです。コカ・レストランはサイアム・スクエアの一番東側の通りにあります。メニューもわかりやすくてだいたい1皿40バーツくらい。1皿の量は少な目ですので、たくさんの種類を頼むと楽しいですね。1皿ずつ別の種類を頼んでも大丈夫です。

タイスキ、もしくはタイシャブ、というのは、しゃぶしゃぶのだしの中に、おでんの具のような魚のすり身の団子や、ワンタン、鶏肉、野菜などを適当に入れて、辛いたれにつけて食べるものです。

サイアム・スクエアの東の端の通りにある「コカ・レストラン」には支店もあり、バンコクのタイスキ屋としてはもっとも有名です。あと、サイアム・スクエアの中に「広東」というタイスキ屋もあり、こっちの方がおいしいという説もあります。どちらも食べたことのあるBenjaminとしては、どちらもおいしいです、と答えておきます。

Benjamin (=^o^=)


【Bhutan】クオリティ・ホテル・ピンナックル

ACE=10 HSPACE=20> バンコクのホテルについて、ちょっと書こうかと思います。

今回泊まったホテルは、バンコクの東南あたり、ルンピニー・スタジアムの先の「クオリティ・ホテル・ピンナックル」です。実は、偽物の多いタイだけに、泊まるまでは信じていなかったのですが、アメリカの有力ホテルチェーン「クオリティ」のチェーンです。日本でも、神戸をはじめ、いくつか「クオリティ」のチェーンがあります。日本はともかく、クオリティというブランドは、私の勝手なイメージでは中級のツーリスト・ホテルで、決して高級なところではありません。米国では、「ハワード・ジョンソン」や「ベスト・ウェスタン」などの中級ホテル・チェーンがあり、全米どこへ行こうとも比較的安価に、快適に泊まれる宿があります。(日本も、こうなって欲しいものです。)

その「クオリティ」の一員である「クオリティ・ホテル・ピンナックル」ですが、定価で1500バーツ、旅行エージェントを通した割引料金だと1200バーツほどで泊まることができます。値段からいうと、歩いて1分ほどにある、以前ご紹介したこともある「マレーシア・ホテル」(約800バーツ)にはかなわないのですが、さすがにちょっとだけはいいかも、とは思いました。

ホテルのロビー

残念ながらというか、やはり「クオリティ」というべきか、高級感はありませんが、ほどほどに堅いベッドや、マレーシアより多少なりともいい感じのバス・トイレなどは、まず満足のいく水準でしょう。定価だと150バーツ(これは食事代金としては高いが、そこそこのホテルとしては当たり前の値段)の朝食も無料でつきますし、ミネラル・ウォーターが1本無料サービス(そこらのコンビニで買えば7バーツですが、これも必需品だけにあればうれしい)など、中級ホテルの最低水準はクリア。朝食は、結構Goodでして、コーヒー、紅茶に、牛乳、ジュース、ヨーグルト、シリアル、ハム、ベーコン、ソーセージ、ジャーマン・ポテト、ほうれん草いため、やきそば(Yakisobaと書いてあったので、焼きそばでしょう)、お好みの具でその場で作ってくれるオムレツかスクランブル・エッグ、パン各種、そしてお粥が自由に選べます。(もっとあったかも)
Benjamin (=^o^=)


【Bhutan】タイからNIFTYへのアクセス

部屋の電話は、モジュラージャックで、トーンダイアルでかけることができます。外線番号は「9」です。「0発信」でなかったことははじめてではないのですが、そういえばどこのホテルが「9発信」だったのかは忘れてしまいました。
タイ国内であれば、安定してかかります。タイでは、呼び出し音がまるで話し中の音のようで、「プーーーッ、プーーーッ」といいます。ちょっと周期が長いのが呼び出し音の特徴です。紛らわしいなぁ。

今回はTYMNET経由でNIFTYに接続してみました。
電話の利用に際しては、ホテル側が手数料として1回につき7バーツをとる、と宿泊者用のブックレットに書いてありました。実際、とられたみたいです。TYMNET経由では、今回は非常に安定して使えました。値段はともかく(TYMNET接続料として1分あたり70円が加算されてNIFTYから請求されるのです)ほとんど海外にいることを意識しないで使えます。
関係ないですけど、日本から国際電話でタイにかけて、TYMNET経由でNIFTYに繋いだりする意味不明なこともやろうと思えば簡単なのだなぁ、とか思いました。

Benjamin (=^o^=)



…前 | 続く…

Copyright (C)1996-1997 Benjamin. All rights reserved.